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乾いた人びと

ブラジル現代文学コレクション

出版社名 水声社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-8010-0623-2
4-8010-0623-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 173P 20cm

商品内容

要旨

資本主義の発展からとり残され、文明から遠く離れたブラジル北東部の奥地。搾取に喘ぐ牛飼いとその一家は、干魃により土地を追われ、焼けつくような太陽のもと、荒野へと歩みを進めるのだが…。沈黙の世界に住まう登場人物たちの孤独と渇きを巧みに描きだす、ブラジル・モデルニズモを代表する作家の心理小説。

著者紹介

ハーモス,グラシリアノ (ハーモス,グラシリアノ)   Ramos,Graciliano
1892年、ブラジル北東部地方アラゴアス州の内陸の町に生まれ、1953年リオ・デ・ジャネイロで没した。ブラジル・モデルニズモの第二期の代表的な小説家のひとり
高橋 都彦 (タカハシ クニヒコ)  
1943年、東京都に生まれる。東京外国語大学大学院外国語研究科(ロマンス系言語専攻)修士課程修了。拓殖大学名誉教授。専攻、ポルトガル語学・文学。主な訳書に、フェルナンド・ペソア『不安の書』(新思索社、2007年/彩流社、2019年、これによりポルトガル大使館ロドリゲス通事賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)