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格差と分断/排除の諸相を読む

出版社名 晃洋書房
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-7710-3590-4
4-7710-3590-3
税込価格 3,630円
頁数・縦 186P 22cm

商品内容

要旨

格差はいかにして生じ、人びとの行動や意識にどのような影響をおよぼすのか。職業や教育などの社会階層、ジェンダーや国籍(ナショナリティ)、社会関係(ソーシャル・キャピタル)、政治参加や国民意識などにおける様々な格差とその影響について、社会学の視点と手法を通じて明らかにする。

目次

「格差問題」と現代の日本社会
第1部 格差に関わる社会的属性(地位達成過程の国際比較―2008年東アジア社会調査に基づく4カ国のデータ分析
職業の序列構造を捉えるアプローチ―評価的/関係的アプローチに着目して
日本の階層研究とジェンダー―女性とジェンダーの包摂が切りひらく視角
社会階層と移民―国勢調査データによる探索的検討
教育機会の格差と家族―家族の資源と教育選択に着目して)
第2部 格差が人々の行動・意識に与える影響(弱い紐帯の強み(The strength of weak ties)再訪―包摂の機能に着目して
育児サポートネットワークと社会階層―出産・育児に関する相談相手の時系列変化
政治意識・行動と格差―対立と格差の階層政治論
ナショナリズムと社会的格差―類型化と国際比較による関連性の検証)

著者紹介

林 拓也 (ハヤシ タクヤ)  
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。奈良女子大学研究院教授
田辺 俊介 (タナベ シュンスケ)  
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、(博士、社会学)。早稲田大学文学学術院教授
石田 光規 (イシダ ミツノリ)  
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学(博士、社会学)。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)