• 本

超伝導 直観的に理解する基礎から物質まで

物質・材料テキストシリーズ

出版社名 内田老鶴圃
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-7536-2319-8
4-7536-2319-X
税込価格 5,500円
頁数・縦 364P 21cm

商品内容

目次

第1章 超伝導とは
第2章 超伝導の基本的性質
第3章 超伝導のその他の性質
第4章 超伝導の現象論
第5章 超伝導の微視的理論
第6章 各種超伝導物質
第7章 室温超伝導への道

出版社・メーカーコメント

[まえがきより]これから超伝導の勉強を始めようとする学部4 年生や大学院修士課程の学生のために,s 波超伝導の基礎から非s 波超伝導を含む最近の研究までを連続的に学ぶことができる教科書が必要であると痛感し,そのような教科書を目指して,超伝導の考え方と超伝導研究のおおよその全体像が掴めるように平易に書き著したのが本書である.昔の教科書にも書かれていたs 波超伝導の基本的知識の上に新しく得られた非s 波超伝導の知識を加え,超伝導の実験的研究を始めようとする学生や研究者に知っていてほしい最低限の知識をまとめた.そして,超伝導に関する様々な物理的概念のみならず,強相関電子系の理論に登場してきた物理的概念も直観的に理解できるように努めた.そのため,詳細や例外を省略したところもあるが,まずは超伝導の考え方(本文のストーリー)を理解してほしいと考えたからである.【目 次】第1章 超伝導とは第2章 超伝導の基本的性質2.1 超伝導の発見:完全導電性2.2 磁場の効果2.3 磁束の量子化第3章 超伝導のその他の性質3.1 比熱3.2 トンネル効果3.3 ジョセフソン効果3.4 熱伝導:2流体モデル3.5 熱電能3.6 電磁波吸収3.7 超音波吸収3.8 核磁気共鳴3.9 同位体効果3.10 永久電流の安定性第4章 超伝導の現象論4.1 ロンドンの現象論:磁場侵入長4.2 ピパードの現象論:コヒーレンス長4.3 第1種超伝導体と第2種超伝導体4.4 ギンツブルク-ランダウの現象論(GL理論)4.5 第2種超伝導体の混合状態第5章 超伝導の微視的理論5.1 電子対形成5.2 フォノンを媒介とする電子対形成による超伝導(BCS理論)5.3 強結合超伝導5.4 異方的電子対5.5 スピンのゆらぎを媒介とする電子対形成5.6 軌道のゆらぎを媒介とする電子対形成第6章 各種超伝導物質6.1 元素単体の超伝導体6.2 合金超伝導体6.3 2元化合物超伝導体6.4 層状超伝導体(2次元超伝導体)6.5 鎖状超伝導体(1次元超伝導体)6.6 有機超伝導体6.7 磁性超伝導体6.8 重い電子系超伝導体:空間反転対称性のない化合物6.9 酸化物超伝導体6.10 銅酸化物超伝導体6.11 フラーレン・インターカレーション化合物超伝導体6.12 鉄系超伝導体6.13 BiS2系超伝導体6.14 水素化物超伝導体第7章 室温超伝導への道

著者紹介

藤原 毅夫 (フジワラ タケオ)  
東京大学名誉教授
藤森 淳 (フジモリ アツシ)  
東京大学名誉教授
勝藤 拓郎 (カツフジ タクロウ)  
早稲田大学教授
小池 洋二 (コイケ ヨウジ)  
1952年愛媛県生まれ。2018年定年退職、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)