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ダダ・カンスケという詩人がいた 評伝陀田勘助

出版社名 共和国
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-907986-59-9
4-907986-59-9
税込価格 4,070円
頁数・縦 373P 19cm

商品内容

要旨

ダダを名乗った唯一の詩人としてデビューしながら、29歳で謎の獄死を遂げたアナーキスト詩人の劇的な生涯。筆名と詩を捨ててマルクス主義に転向。そして早すぎる獄死にいたるまで、謎の多い生涯に肉薄する初の評伝

目次

島に居る岡本潤と俺の肖像
「同志山忠」とは誰か
陀田勘助の出発と雑誌『種蒔く人』
詩誌『鎖』創刊
関東大震災―亀戸事件と陀田勘助
震災後を生きる
岡本潤と陀田勘助―『マヴォ』における呼応
ギロチン社事件と『黒旗』―アナキスト山本勘助の模索
復興局の土木人夫―『反政党運動』時代
アナ・ボルのわかれ―詩人たちの訣別
プロレタリア美術展覧会と『同志山忠の思い出』
検挙のあとさき
獄窓の春、その死

著者紹介

吉田 美和子 (ヨシダ ミワコ)  
1945年、岩手県生まれ。東北大学文学部国文科卒業。著書に、『宮沢賢治―天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』(小沢書店、1997、第十三回岩手日報文学賞賢治賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)