火星人にさよなら 異星人表象のアルケオロジー
出版社名 | 水声社 |
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出版年月 | 2022年7月 |
ISBNコード |
978-4-8010-0652-2
(4-8010-0652-3) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 274P 20cm |
商品内容
要旨 |
先例のない異星人の物語を書いたC=I・ドゥフォントネー、惑星間コミュニケーションを試みたシャルル・クロ、目的なき革命/運行を夢想するオーギュスト・ブランキ、火星人の霊魂に憑依された霊媒エレーヌ・スミスとその観察者フルールノワ…。ユートピア文学の残骸とSFの予兆のあいだで引き裂かれた時代において、異星人という“不可能なイメージ”を描いた者たちの夢の軌跡をたどる異色の試み。 |
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目次 |
序章 SFの前史とそのノイズ |
出版社・メーカーコメント
別の夢を見るために先例のない異星人の物語を書いたC=I・ドゥフォントネー、惑星間コミュニケーションを試みたシャルル・クロ、目的なき革命/運行レヴオリユシオンを夢想するオーギュスト・ブランキ、火星人の霊魂に憑依された霊媒エレーヌ・スミスとその観察者フルールノワ……ユートピア文学の残骸とSFの予兆のあいだで引き裂かれた時代において、異星人という《不可能なイメージ》を描いた者たちの夢の軌跡をたどる異色の試み。 《「異星人」とは、この宇宙には「人間」が実在するのだと、いわば瀬戸際での大逆転によって科学的に証明しようという、美しくも絶望的な夢の物語だったとするならば、こうした19世紀的な異星人像の最終的な破綻と、それに代わって登場する他者としての異星人表象は、すでに近代というプロジェクトの不可能性を宣告していたともいえる。》(本書「終章」より)