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日本人が夢見た満洲という幻影 中国東北部の建築遺構を訪ねて

出版社名 新日本出版社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-406-06665-5
4-406-06665-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 200P 22cm

商品内容

要旨

日本の面積の約3倍の面積を持つ「満洲国」のほぼ全域に足を延ばし、400ヵ所ほどの残存建築物を調査・撮影。取材のようすは「なぜ悲劇は生まれたのか 写真家・船尾修 旧満州の旅」としてNHK BS1で放映され、たくさんの建築物が残されていることなどが話題を呼んだ。中国東北部は今開発が進みつつあり、今後、残存建築物も取り壊しが進むだろうという時期にしっかりした取材で撮影されたなかから厳選した貴重な写真。

目次

旅順 満洲国建国への助走
奉天(瀋陽)1 満洲事変の舞台
奉天(瀋陽)2 異国にあった「東京駅」
新京(長春)1 原野の首都建設計画
新京(長春)2 皇帝・溥儀が信じた偽りの復辟
大連1 日本からの玄関口
大連2 大連は果たして夢の都だったのだろうか
ハルビン1 悪魔の誘惑と七三一部隊
ハルビン2 極東のパリと呼ばれた街
安東(丹東) 北朝鮮国境の朝鮮族の街
近代国家の誕生と終焉

出版社・メーカーコメント

戦後75年をすぎてもいたる所に残された威圧感のある美しい建築物。日本の面積の約3倍の面積を持つ「満洲国」のほぼ全域に足を延ばし、380ヶ所ほどの残存建築物を調査・撮影。1932年の「建国」から90年、読者によりリアルに「満洲国」という国家が生まれた背景と日本とのかかわりなどを中心に伝えるフォト紀行。

著者紹介

船尾 修 (フナオ オサム)  
写真家。1960年神戸市生まれ。筑波大学生物学類卒。出版社勤務の後、フリーに。アフリカ放浪後に写真表現の道へ。第25回林忠彦賞、第16回さがみはら写真賞、第1回江成常夫賞などを受賞。現在は家族4人で大分県の中山間地にて無農薬で米作りをしながら、作家活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)