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軍事研究を哲学する 科学技術とデュアルユース

出版社名 昭和堂
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-8122-2129-7
4-8122-2129-3
税込価格 3,300円
頁数・縦 333,9P 22cm

商品内容

要旨

AI搭載のロボットやドローンと自律型兵器、サイバー攻撃とサイバーセキュリティ、生命科学と生物兵器。そして開発当初から軍/民の境界が曖昧な原子力と宇宙利用…。こんにち私たちは、軍民両用(デュアルユース)技術が氾濫する社会のただなかに、すでに生きている。本書は、こうした先端技術(エマージングテクノロジー)の社会実装がもたらす倫理的・法的・社会的諸問題「ELSI」に対し、文理の垣根を越えた「総合知」で挑む。

目次

第1部 歴史から考える(歴史学的手法で論点を整理する
学術会議声明、そのビフォー・アフター)
第2部 個別の技術から考える(原子力のデュアルユース問題は単純か
宇宙開発・利用とデュアルユース
先端生命科学研究―微生物学研究と生物兵器開発の境界 ほか)
第3部 哲学・倫理学から考える(功利主義と軍事研究
デュアルユースは倫理的ジレンマの問題か―研究の自由と制限
正戦論の研究は、すなわち軍事研究なのか ほか)

著者紹介

出口 康夫 (デグチ ヤスオ)  
京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門:哲学
大庭 弘継 (オオバ ヒロツグ)  
京都大学大学院文学研究科研究員。博士(比較社会文化)。専門:国際政治学、応用哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)