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人間の精神医学のための闘い 発達障害の専門家は語る

出版社名 晃洋書房
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-7710-3665-9
4-7710-3665-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 238,2P 21cm

商品内容

目次

第1部 精神医学のレッスン(バジルと仲間たち(La bande `a Basile)
澄んだ泉のほとりで
ムーア式カフェ ほか)
第2部 子どもと手を取り合って(児童精神科医
精神科医と教授
困難な子ども時代 ほか)
第3部 「羊を描いて」(拘束着を着せられた狂気
かつてないほど必要とされているセクター)

出版社・メーカーコメント

大戦中の国土解放に続く40年間、我が国は精神医学の革命を経験した。歴史上はじめて、精神科の患者全てを人間存在と見做し、そして「デザリエニスト(脱疎外主義)」と呼ばれる新しい精神医学を発明したのだ。ピエール・ドゥリオンの職業人生は、彼が主要な登場人物の一人であるこの革命と重なる。彼の物語はその創造的な時代に私たちを導き、人間の精神医学が、生物学、神経科学、そして人文科学の十字路に位置づけられる科学分野である精神医学の主要部分をなすことを、歴史の内側から、明確に見させてくれる。

著者紹介

ドゥリオン,ピエール (ドゥリオン,ピエール)   Delion,Pierre
リール第二大学名誉教授。専門領域:児童精神医学、精神分析。自閉症と児童精神病を専門とする児童思春期精神科医。地域型の精神科医療であるフランスのセクター制度の改革に20年来尽力した。ジャン・ウリなどから影響を受け、精神療法や薬物療法に並んで、治療の場の環境や人の集まりを治療の道具として活用した統合困難な治療装置を使った精神療法を実践した
クプシュー,パトリック (クプシュー,パトリック)   Coupechoux,Patrick
精神医学を専門とするフリージャーナリスト。多くの歴史的情報をまとめる力と聞き取りのプロと言える稀有の才能を持つ。institution(制度、統合困難な治療装置)とフランス精神医療に関する歴史を探究している。また精神医学が抱える現代的問題にも政治的な分析を行う
池田 真典 (イケダ マサノリ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。現在、別府大学文学部准教授
永野 仁美 (ナガノ ヒトミ)  
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。現在、上智大学法学部教授
野崎 夏生 (ノザキ ナツオ)  
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。現在、慶応義塾大学、獨協大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)