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ピェール 黙示録よりも深く 上

ルリユール叢書

出版社名 幻戯書房
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-86488-261-3
4-86488-261-4
税込価格 4,400円
頁数・縦 417P 20cm
シリーズ名 ピェール

商品内容

要旨

理想と現実に引き裂かれる曖昧なる人間の愚かさを見つめ、キリスト教社会の欺瞞、西欧社会の偽善を炙り出す―『白鯨』の著者メルヴィルが世界の破滅絵図として描いた大長編の問題作。全二十六の書のうち、イザベル登場によりピェールの反逆の人生の火蓋が切られる“第十二の書”までを収録。

出版社・メーカーコメント

理想と現実に引き裂かれる曖昧なる人間の愚かさを見つめ、キリスト教社会の欺瞞、西欧社会の偽善を炙り出す――『白鯨』の著者メルヴィルが世界の破滅絵図【ピクチュアレスク】として描いた大長編の問題作。全二十六の書のうち、イザベル登場によりピェールの反逆の人生の火蓋が切られる〈第十二の書〉までを収録。

著者紹介

メルヴィル,ハーマン (メルヴィル,ハーマン)   Melville,Herman
1819‐91。ニューヨーク生まれのアメリカの小説家・詩人。1832年父の事業破綻に続く、父の狂乱死を経験。以降十分な教育を受けることなく、商船体験や捕鯨船体験、軍艦体験を経て、世界の状況を観察。1844年帰国。その体験中、捕鯨船脱走ののち食人種「タイピー族」と暮らした経験を、1846年に『タイピー』として作品化して評判となり、作家として自立した。代表作『白鯨』(1851)は出版時、評価としては不調であった
牧野 有通 (マキノ アリミチ)  
1943年、北海道生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院博士課程単位取得退学。アメリカ・アイオワ大学大学院修士課程修了。元明治大学文学部教授。日本メルヴィル学会会長、アメリカ・メルヴィル協会会長(2017年度)を歴任。メルヴィル、フォークナー関係研究書、論文、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)