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依存症から回復のコミュニティへ 回復者と家族・友人たちによるアドボカシー活動

出版社名 社会評論社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7845-1758-9
4-7845-1758-8
税込価格 2,860円
頁数・縦 391P 21cm

商品内容

目次

第1章 新しいアドボカシー運動に向けて―回復・治療・支援についての歴史的考察
第2章 回復擁護の言語学―依存症の回復と言葉のもつ力について
第3章 リカバリーアドボカシーの歴史―これまでのコラムから
第4章 回復擁護サミット2001―The 2001 Recovery Advocacy Summit
第5章 回復に向けて―未来のフロンティア
第6章 治療と回復―「治療は効果がある!」というローガンを再考する
第7章 力強い回復が始まっている―ラジカルリカバリーとはなにか
第8章 回復と経験の多様性について―援助者および回復擁護運動の活動家のための基礎論
第9章 すべては家族の回復のために―家族とアディクション、アメリカの回復擁護運動の歴史から
第10章 回復の用語集―アメリカの回復コミュニティの言語

出版社・メーカーコメント

*偏見を捨て、回復を応援する社会へ!なぜその人はアディクション(依存症)を抱え、そしてリカバリー(回復)したのか? まずは当事者の物語に耳を傾けてほしい。そうすれば、アディクションの渦中にこそリカバリーの萌芽があり、そこに長い旅の起点があったと知るはずだ。いま必要なのは、アディクションを過度に恐れる社会ではない。人びとがリカバリーというものを信じる社会、そして、リカバリーを応援する社会だ。(国立精神・神経医療研究センター 薬物依存症センター長 松本俊彦) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -  *偏見を捨て、回復を応援する社会へ!なぜその人はアディクション(依存症)を抱え、そしてリカバリー(回復)したのか? まずは当事者の物語に耳を傾けてほしい。そうすれば、アディクションの渦中にこそリカバリーの萌芽があり、そこに長い旅の起点があったと知るはずだ。いま必要なのは、アディクションを過度に恐れる社会ではない。人びとがリカバリーというものを信じる社会、そして、リカバリーを応援する社会だ。(国立精神・神経医療研究センター 薬物依存症センター長 松本俊彦) 日本でもリカバリーパレード(仙台、茨城、東京、神奈川、大阪、京都、広島、北九州、沖縄…)がはじまり、もはや依存症で苦しむ人が姿をかくす時代は終わろうとしている。 堂々と、依存症者の「顔と声」を市民に届け、「依存症は良くなる」ことを回復者が中心となって社会にアピールしていく活動は、依存症史・回復史の最先端といえる。 本書は、その活動のようすを余すところなく伝え、依存症治療(医療)の限界も明らかにするなど、回復への視点、家族の視点などを重要視するリカバリーコミュニティ活動を紹介していく。

著者紹介

ホワイト,ウィリアム L. (ホワイト,ウィリアムL.)  
依存症問題の解決策としての「治療と回復」の研究者、歴史家であり、400を超える論文、エッセー、レポートを書き、21冊の本を著しています。なかでも“Slaying the Dragon―The History of Addiction Treatment and Recovery in America”(翻訳は『米国アディクション列伝―アメリカにおけるアディクション治療と回復の歴史』NPO法人ジャパンマック、2007年刊)は、この分野に携わる専門家、活動家、学生の必読の書といわれています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)