• 本

大嘗祭の考古学

考古学からみた古代祭祀 2

出版社名 雄山閣
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-639-02878-9
4-639-02878-4
税込価格 3,850円
頁数・縦 250P 21cm

商品内容

要旨

大嘗祭の本質は「天皇霊」受霊の秘儀だったのか。折口信夫「大嘗祭論」を淵源とした古墳・埴輪祭祀論の成立過程を吟味するとともに、考古学的知見と『儀式』『延喜式』などに記載された儀礼内容を総合することにより大嘗祭と古墳時代祭祀研究に新たな地平を拓く。

目次

第1章 大嘗祭と考古学をめぐる研究史
第2章 首長霊と鎮魂―首長霊継承儀礼説の理論的背景
第3章 大嘗祭テキストの考古学的解題
第4章 大嘗祭料物の考古学的検討
第5章 大嘗祭供神御饌の淵源―古墳時代における食物供献儀礼の展開
第6章 神宮御井と大嘗祭
第7章 片流れ家の存在形態―踐祚大嘗祭式を敷衍して
第8章 大嘗宮正殿建物の伝統性―古墳時代建物の壁構造との対比から
終章 大嘗祭に内在する伝統性とその理念

出版社・メーカーコメント

大嘗祭の本質は「天皇霊」受霊の秘儀だったのか。折口信夫「大嘗祭論」を淵源とした古墳・埴輪祭祀論の成立過程を吟味するとともに、考古学的知見と『儀式』『延喜式』などに記載された儀礼内容を総合することにより大嘗祭と古墳時代祭祀研究に新たな地平を拓く。前方後円墳祭祀の「首長霊」継承儀礼説は成り立つか。

著者紹介

穂積 裕昌 (ホズミ ヒロマサ)  
1965年三重県生まれ。現在、三重県埋蔵文化財センター活用支援課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)