バルトの愚かさ
叢書記号学的実践 37
出版社名 | 水声社 |
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出版年月 | 2023年1月 |
ISBNコード |
978-4-8010-0560-0
(4-8010-0560-8) |
税込価格 | 4,400円 |
頁数・縦 | 307P 22cm |
商品内容
要旨 |
すべての愚かさは、主体に関するある二重の機能不全と結びついた緊張関係にある。「私」が「自己」でないときにいつも、「私」は愚かであり、「私」が「自己」であることを信じているときにも、「私」は愚かである…バルトは知性の欠如を指摘されたのだろうか?バルトは悲劇の主人公のように、知の思い上がりの報いを受けたオイディプスのように、自らの傲慢の報いを受けたのだろうか?この問いに対する、可能な限り変化に富んだ解答を提示する。フランス文学史において古くから取り上げられてきた「愚かさ」というテーマをめぐり、政治や旅や文学、そしてテクストなどの多岐にわたる視点から、バルトにおける、バルトのいう、そしてバルト自身の「愚かさ」に迫る! |
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目次 |
第1章 「私自身の愚かさを探究すること」 |