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心理学で文学を読む 続

親・大人のあり方をめぐって

出版社名 新曜社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-7885-1814-8
4-7885-1814-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 187,7P 19cm
シリーズ名 心理学で文学を読む

商品内容

要旨

心理学と文学を架橋する、新しい研究ジャンルを開拓してきた著者の第三集成。本書では作品に描かれた親子関係や大人のあり方が発達にどう影響したかを心理学の視点から考察。作品に新たな読みと気づきをもたらす。

目次

1章 『死の棘』の子どもたち―両親は彼らにどのような影響を与えたのか(『死の棘』『死の棘日記』の時期
その後の、諍いが鎮静化した時期 ほか)
2章 ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯と才能教育(ジャクリーヌの育ちと才能の開花
ジャクリーヌの育ちの問題 ほか)
3章 宮沢賢治と父親―『銀河鉄道の父』『貝の火』『雨ニモマケズ』をめぐって(賢治の生涯の概要
父親はどのような人で、どのような父親だったのか ほか)
4章 中村文則『私の消滅』における主人公の育ちと主体感の希求(『私の消滅』の概要
主体感の定義、および主体感と関連する心理学的知見 ほか)
5章 村上春樹の作品における「大人」―「大人になること」と「大人であること」をめぐって(村上春樹が描く「大人」―主人公にとっての「大人」
親の認知の変化 ほか)

著者紹介

山岸 明子 (ヤマギシ アキコ)  
東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士(東京大学)。順天堂医療短期大学、順天堂大学医療看護学部、スポーツ健康科学部教授を歴任。専門は発達心理学・教育心理学。2014年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)