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レオナルド・ダ・ヴィンチの源泉 様式・文学・人物表現

出版社名 春風社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-86110-773-3
4-86110-773-3
税込価格 4,400円
頁数・縦 190,9P 22cm

商品内容

要旨

イタリア・ルネサンスを代表し「万能の人」と称えられた画家の作品を、素描技法や下絵による未完成作または完成作として再検討することで、その創造行為の源をひもとく。様式や制作年代、物語等の主題、身体・風景描写の形態や色彩、後世の文学作品への影響を考察し、レオナルドの多様な思索が表出するありようを解き明かす。

目次

1 はじめに
2 画家レオナルド―未完成作を中心に(絵画における未完成―レオナルド・ダ・ヴィンチの場合
フラ・バルトロメオとレオナルド・ダ・ヴィンチ―「未完成」祭壇画をめぐって
レオナルド・ダ・ヴィンチの“自画像”(トリノ王立図書館所蔵)について
レオナルド・ダ・ヴィンチの“洗礼者聖ヨハネ”について―「形態」と制作年代)
3 レオナルド絵画の文学的源泉(W・B・イエイツとレオナルド・ダ・ヴィンチ
ヴァザーリ、ペイター、イエイツ…―レオナルド・ダ・ヴィンチ“モナ・リザ”をめぐって
W・B・イエイツ『レダと白鳥』の視覚的源泉)
4 レオナルドの女性表現―聖母マリアを中心に(レオナルド・ダ・ヴィンチ“白貂を抱く貴婦人”(“チェチリア・ガッレラーニの肖像”)について
レオナルド・ダ・ヴィンチの“モナ・リザ”―「宿命の女」の系譜から
レオナルド・ダ・ヴィンチの「二点の聖母マリア」について
レオナルド・ダ・ヴィンチの“指さす女性”について―主題と制作年代
レオナルド・ダ・ヴィンチの色彩をめぐって―聖母表現における考察)
5 おわりに

著者紹介

田辺 清 (タナベ キヨシ)  
大東文化大学国際関係学部教授。ルネサンス絵画史・比較芸術学。1952年、千葉県生まれ。1978‐81年、ロンドン大学付属コートールド美術研究所に聴講生として留学。1985年、成城大学大学院博士課程単位取得退学。2002年より現職(2023年3月定年退職予定)。2017‐21年、大東文化大学図書館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)