• 本

食べて祀って 小さな村の祭りとお供え物

出版社名 弦書房
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-86329-268-0
4-86329-268-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 201P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ふるさと熊本県八代市坂本町に帰った坂本桃子さんは、偶然立ち寄った地元のケーブルテレビセンターに就職、自らカメラをまわし番組をつくることが仕事となったのがきっかけで、思いがけない豊かさを持つ新しい「坂本町」を発見していきました。集落によって実に様々なお祭りが今も残っており、なんといってもそこに持ち寄られるお供え物やご馳走、そして人々がそれらを分け合って食べる光景に魅了された著者が、その楽しさを写真と文章で伝えます。

    (2025年2月26日)

商品内容

要旨

祭りが絆をつくる。里、川、山の恵みをいただき、自然との一体感のなかで、心地よい時が流れる。手作りのご馳走と笑い声で神さまといっしょに楽しむ。その素朴な豊かさを伝える写文集。(写真170点余収録)

目次

第1章 里のまつり(きゅうりとニンニク味噌 きゅうり祭り(小川内地区)
みょうが饅頭 百万遍(渋利地区)
みょうが饅頭 だご盛り(上葉木地区) ほか)
第2章 川のまつり(ナスときゅうり 川祭り(油谷地区)
素麺 川祭り(中津道地区)
おもてなし料理 七夕綱(木々子地区) ほか)
第3章 山のまつり(出世魚 山の神祭り(深水地域)
甘がゆ 山の神祭り(油谷地区)
赤飯 山の神祭り(板持地区) ほか)
第4章 まつりを創る(赤のお供え物―鎮魂の願いをこめて 赤の祭り(板持地区))

著者紹介

坂本 桃子 (サカモト モモコ)  
1990年熊本県八代郡坂本村(現:八代市坂本町)生まれ。西南学院大学卒業。大分県安心院町の農村民泊に関わる仕事を経て、イタリアの農村でアグリツーリズモを転々とする。2014年、ふるさと坂本町にUターンし、地元ケーブルテレビに就職。自主放送番組の制作を担当する。その際、取材で出会った集落の小さな祭りに魅了され調査を始める。2019年より結婚を機に水俣市へ移り住み、「高校生がつくる水俣食べる通信」の広報を担当する。現在は、自称「集落の奇祭研究家」として、熊本県内の一風変わった年中行事や伝統風習を取材し、記録する活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)