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人類学者と言語学者が森に入って考えたこと

出版社名 教育評論社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-86624-084-8
4-86624-084-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

森の民に心奪われた2人の研究者が行く着く先は…。本書では、私たち二人がともに、いかにして東南アジアの狩猟採集民である森の民に魅了されるようになったのか(…)それだけでなく、そのことが今、現代世界にとって、現代日本で生きる私たちにとって、どういう意味があるのかについても考えてみたいと思う。―プロローグより。

目次

イントロダクション なぜ人類学者と言語学者は森に入るのか
プロローグ 森の民であり、日本人でもある
対談1 森の民に心奪われるとはどういうことか
論考 他者のパースペクティヴから世界を見る
対談2 狩猟採集民を知る―プナンに出会う、ムラブリに出会う
対談3 すり鉢状の世界を生きる私たちと、その外側
論考 ムラブリとして生きるということ
対談4 have notの感性にふれる
エピローグ 現代人の中にうずく「狩猟採集民的な何か」

著者紹介

奥野 克巳 (オクノ カツミ)  
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962年、滋賀県生まれ
伊藤 雄馬 (イトウ ユウマ)  
言語学者、横浜市立大学客員研究員。1986年、島根県生まれ。2010年、富山大学人文学部卒業。2016年、京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、富山国際大学現代社会学部講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員などを経て、2020年より独立研究に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)