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想起の空間 文化的記憶の形態と変遷 新装版

出版社名 水声社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-8010-0741-3
4-8010-0741-4
税込価格 8,800円
頁数・縦 573P 22cm
シリーズ名 想起の空間

商品内容

要旨

ニーチェ、アルヴァックス、ノラらの研究、シェイクスピア、ワーズワース、プルースト、ヴォネガットらの文学作品、キーファー、ボルタンスキー、カバコフらの現代美術などを手がかりに、メモリー・スタディーズにおける第一人者が、古代からデジタル時代に至る想起の文化史を概観し、想起の空間の多彩なパノラマを提示する。

目次

序論
第1部 機能(“技”としての記憶と“力”としての記憶
記念の世俗化―メモリア、ファーマ、ヒストリア
シェイクスピアの史劇における思い出の戦い
ワーズワースと時の傷
記憶の箱
機能的記憶と蓄積的記憶―想起の二つの様態)
第2部 メディア(想起のメタファー
文字
イメージ
身体
場所)
第3部 蓄積装置(アーカイヴ
持続、腐朽、残存物―保存の問題と文化のエコロジー
忘却の休閑地における記憶のシミュレーション―現代の芸術家たちによるインスタレーション
苦難の宝としての記憶
アーカイヴのかなた)
結び 文化的記憶の危機について

著者紹介

アスマン,アライダ (アスマン,アライダ)   Assmann,Aleida
1947年、ドイツ・ビーレフェルト近郊のベーテルに生まれる。コンスタンツ大学英文学・一般文学名誉教授
安川 晴基 (ヤスカワ ハルキ)  
一九七三年、広島県に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学大学院人文学研究科准教授。専攻、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)