ノンモダンとしての経験学習 対応説としての学校知を超えて
出版社名 | 日本教育研究センター |
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出版年月 | 2023年10月 |
ISBNコード |
978-4-89026-227-4
(4-89026-227-X) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 104P 21cm |
商品内容
要旨 |
学校教育において生徒は、教師の指導のもと教科書の記述に沿って大量の知識を習得するが、こうして一斉に伝達される学校知は、アクターネットワーク理論(ANT)に基づくノンモダニズム知識論からすると、対象と言語が厳密に対応するモダニズム知識論の典型である。学校知が依拠する教科書の記述そのものが、主客対立の二分法的で固定的な知識観を前提としている。その結果、学校知は、言語主義教育に陥ることになる。これに対し、経験学習は、生徒が学校以前に・学校外で身につけ、自生的に成長する内的知識を前提とするという点で、学校知とは異なる。というのも、経験学習は、内から知ることを専らとするからだ。つまり、経験学習とノンモダニズム知識論は、内から知ること(ANT的には人間とそれ以外のアクターとのハイブリッドの混合物)を知識論の前提とすることから、対応説を前提とする学校知を超えるものである。 |
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目次 |
1 知識論の諸相 |