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金原明善 日本の〈偉人〉を捉えなおす

出版社名 文学通信
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-86766-028-7
4-86766-028-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 206P 19cm

商品内容

要旨

「金原明善」というひとりの歴史上の人物と地域社会との関係をめぐるさまざまな視座を提供する。近世・近代転換期日本における地域史像を豊かにするために。

目次

はじめに “偉人”の全貌を明らかにするには
第1章 金原明善とは何者か
第2章 江戸時代からみた金原明善―近世・近代の転換期から見直す
第3章 天竜川地域からみた治河協力社―「地域」の集団と個人から捉える
第4章 銀行家としての金原明善―東里為換店の経営実態からせまる
第5章 農業経営の改革を担った金原農場蔬菜部―明治末期の野菜栽培を描き出す
第6章 民衆「教化」と社会「改良」を目指す金原明善―その啓発活動から考える
第7章 地域史教育のなかの金原明善―高校での教育実践から考える
おわりに “偉人”金原明善を見直す

著者紹介

伴野 文亮 (トモノ フミアキ)  
1989年生まれ、静岡県出身。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター特任准教授。専門は19世紀日本史、書籍文化史
渡辺 尚志 (ワタナベ タカシ)  
1957年生まれ、東京都出身。東京大学大学院博士課程単位取得退学、博士(文学)。一橋大学名誉教授、松戸市立博物館長。専門は日本近世村落史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)