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現実化する宇宙戦 「宇宙小国」日本はどうする?!

出版社名 国書刊行会
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-336-07598-7
4-336-07598-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 230P 19cm

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要旨

映画『スター・ウォーズ』が1977年に公開されてから50年弱になるが、ここにきて宇宙空間が戦場になりうる条件が整いつつある。現に2023年10月に勃発した「ハマス・イスラエル戦争」では弾道ミサイルが大気圏外で撃ち落とされる事案が発生。これは歴史上、はじめて宇宙空間で「戦闘」が行われたことになる。
本書では、「宇宙戦」が現実化している実態や宇宙戦の概念、現代戦に占める宇宙戦の重要性などについて、現実に即して解説。宇宙戦とは、宇宙空間の中で、あるいは宇宙空間を通過して、さらに宇宙空間から地上へといった軍事作戦を指す。軍事力の活動領域は、長らく陸上と海上、そして航空という3領域のみだった。しかし今では、航空が宇宙空間にまで広がり、サイバー空間や電磁波空間も加わっており、軍事活動の空間が三つから六つに広がっている。現実化するリスクに対し、どのような防衛態勢を取ればいいのだろうか。
著者は、防衛大学を卒業し、陸上自衛隊高射特科部隊等に勤務。2003年に退官し、現在、日本安全保障戦略研究所副理事長兼上席研究員、偕行社・安全保障研究会研究員、隊友会参与等を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年2月14日]

商品内容

要旨

いまや宇宙は、その戦場化リスクが高まっている。宇宙戦の現状等を明らかにし、日本の宇宙安全保障・防衛体制強化の方向を提示する。

目次

第1章 現実化する宇宙戦(Space Warfare)―宇宙を制する者はすべてを制する
第2章 軍事がリードしてきた宇宙開発の歴史と最近の動き
第3章 主要国の宇宙戦への取組み
第4章 主要国に大きく出遅れた日本の「宇宙戦」への取組み
第5章 宇宙戦から始まる中国の台湾侵攻
第6章 宇宙戦の国際的課題と今後の日本の宇宙戦能力強化の具体的方策―「宇宙小国」日本はどうする?!

著者紹介

樋口 譲次 (ヒグチ ジョウジ)  
1947年生まれ、長崎県出身。防衛大学校卒業(13期生、機械工学専攻)、陸上自衛隊の高射特科部隊等勤務。この間、米陸軍指揮幕僚大学留学、第2高射特科群長、第2高射特科団長兼飯塚駐屯地司令、第7師団副師団長兼東千歳駐屯地司令、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長等を歴任。2003年退官(陸将)。現在、日本安全保障戦略研究所副理事長兼上席研究員、偕行社・安全保障研究会研究員、隊友会参与等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)