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近世林野所有論

近世史研究叢書 58

出版社名 岩田書院
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-86602-168-3
4-86602-168-3
税込価格 7,590円
頁数・縦 313,8P 22cm

商品内容

目次

近世林野所有論の意義と研究史
第1部 日本近世における林野所有の構造(鉄師と農民の争論から見る近世林野所有―戒能通孝学説と「毛上の重層的所持」
出雲鉄山「所有」の再考察―佐竹昭の論考と広瀬藩領入間村の事例を題材に
山札から見る入会と「領有」―信濃と出雲の比較を通して
「割山」再考―古川貞雄と西川善介の研究を出発点に
近世的「所持」の諸局面―栃の木、落葉掻き、蛸穴などに見る「毛上」の所持)
第2部 山野河海をめぐる近世社会の諸関係(近世木地師の存在形態と地域社会
山論に見る近世寺社領の特質―「松江藩郡奉行所文書」の諸事例から
近世村と領主林業の山―秋田藩における「徒伐」をてがかりに
藻草入会の近世的特質と共同体―浜名湖の諸事例から
「属地主義的共同体」の考察―貰魚、落葉掻き、落穂拾いに見る生存権行使)
近世林野から見えるもの

著者紹介

斎藤 一 (サイトウ ハジメ)  
1950年、東京都に生まれる。会社員生活ののち、2010年、島根大学法文学部に三年次編入学。島根大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了・博士(社会学)。現在、滋賀県東近江市森の文化資源調査員(木地師分野)島根県会計年度任用職員などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)