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誰が場所をつくるのか ポストヒューマニズム的試論

出版社名 新曜社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-7885-1848-3
4-7885-1848-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 331P 19cm

商品内容

要旨

人と人あらざるものが織りなす場所。ある空間はいかにして「場所」になるのか。そこに、人と人あらざるものの相生と相克はいかに関与しているのか。人文地理学で注目されてきた「場所」を、ポストヒューマニズムの見地から論じる初の試み。場所を問うことを通じて、社会=世界=人間という地層を解析する。

目次

第1部 場所を読み解く作法(場所への思想的系譜
場所を概念化する
場所の境界/秩序化(b)orderingの作用
場所の意味と感覚)
第2部 痕跡から場所の社会的構成を読み解く(場所と諸権力―言語から考える
支配と逸脱の場所―若者と街路をめぐる場所の政治
同質化する力―資本主義と場所
同質化/差異化の場所―人権とエスニシティ)
第3部 場所を関係的に読み解く(場所をひらく
場所と自然
場所と身体―性から考える
動くこと/動かないことと場所
家という場所)

著者紹介

森 正人 (モリ マサト)  
三重大学人文学部教授。香川県出身、2003年に関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(地理学)。専門は文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)