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アートの潜勢力

出版社名 共和国
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-907986-94-0
4-907986-94-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 277P 20cm

商品内容

要旨

岡〓乾二郎にとってのアートとは?なぜモジリアーニの肖像画は目が塗りつぶされているのか?退廃美を描くシーレと神との関係は?近現代のアート/アーティストを“思想”として読みとき、時代に対峙させる精緻な批評的エッセイ集。

目次

1 開かれとしてのモダニズム(岡〓乾二郎という「謎」
影・窓・痕跡―山中現の版画の世界
仮面の戯れ―柄澤齊の肖像画
「気配」と「たたずまい」―小林且典への手紙
パウル・クレー、あるいは「中間領域」の思索と創作
受肉するシーレ)
2 アナクロニーとしての批評(ボローニャのヤヌスたち―ロンギ、モランディ、パゾリーニ
ケネス・クラーク再訪―『名画とは何か』の文庫化に寄せて
アルテ・ポーヴェラの先見性
「気分」の肖像画―モディリアーニの人物たち
スマホ人間どこに行く!?)
3 アントロポセン下のアート(女性アーティストとしての自然―エルンスト・ヘッケルにおける「芸術衝動」
山口啓介、あるいは根源のアート
作品のなか/としての時間―ゴンザレス=トレス、井田照一、ロマン・オパルカ
芸術・免疫・例外状態
記憶と忘却のあいだ―現代美術の保存と修復をめぐって)

著者紹介

岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年、広島県に生まれる。2020年、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を退職。現在は、京都大学名誉教授、京都精華大学特任教授。専攻は、西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)