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有と無 見え方の違いで対立する二つの世界観

出版社名 dZERO
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-907623-71-5
4-907623-71-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 166P 20cm

商品内容

要旨

私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく二つのタイプ、すなわち「ある型」思考と「ない型」思考がある。この両者間の「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしている…と著者は説きます。本書では、「世の中そう簡単に二択で表現できるものではない」という疑問にも丁寧に答えながら、「二つの思考回路」が織りなすギャップや衝突のメカニズムをひも解きます。そこからは、私たちが世の中の事象に対して抱くモヤモヤ感を晴らすヒントが見えてきます。

目次

序章 歪みとギャップが世の中を動かしている
第1章 「答えがある」と「答えがない」―無意識のうちに幻想を抱いていないか
第2章 問題解決と問題発見―「見えている」問題に気をとられていないか
第3章 カイゼンとイノベーション―「比較表」的な世界観の限界
第4章 レッドオーシャンとブルーオーシャン―壮絶な「シェア争い」のなぜ
第5章 具体と抽象―知的能力が厄介な副産物を生む
第6章 魚と釣り方―二重のジレンマが二極化を招く
第7章 自分と他人―意識されていない非対称性
第8章 「同じ」と「違う」―なぜ「同じ」に吸い寄せられるのか
第9章 安定と変化―目を向けにくい「無限の可能性」
第10章 守りと攻め―完璧に守るか、失敗覚悟で数を打つか
第11章 受動と能動―「きっかけ」がなくても動けるか
第12章 ツッコミとボケ―自らの賢さを誇示してしまうメカニズム
第13章 常識と非常識―所詮それは仮初のもの
第14章 内と外―「中立的な立場」は可能か
第15章 閉と開―セクショナリズムは悪か
第16章 部分と全体―「ほんの一部分」であることに気づくことの難しさ
第17章 既知と未知―「わかっていない」から「自分は正しい」と考えられる
終章 「無の境地」とは何か

著者紹介

細谷 功 (ホソヤ イサオ)  
著述家、ビジネスコンサルタント。神奈川県に生まれる。東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。外資系/日系コンサルティング会社を経て独立。執筆活動のほか、問題解決や思考に関する講演やセミナーを国内外の大学や企業などに対して実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)