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歌舞伎で日本文化論 伝統的思考法「見立て」「やつし」「もどき」

出版社名 雄山閣
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-639-02992-2
4-639-02992-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 195P 19cm

商品内容

要旨

型から創造する日本文化。江戸時代初期に誕生した歌舞伎が庶民の娯楽として大衆文化の中心を担ったのは、歌舞伎の表現が常に最先端であったためであり、その創作の発想法「見立て」「やつし」「もどき」にこそ日本文化に伝わる秘密があった。

目次

第1章 転換して現実化(「見立て」
「やつし」
「もどき」―作者の方法 ほか)
第2章 二重の構造を読み解く―「神」から「人間」化への三段階(「見立て」―降臨した神の本質を人間界で表現する
「やつし」―人間界において神の本質を身分の差として表現する
「もどき」―人間界において神の本質を滑稽化、平易化する ほか)
第3章 型と創造の日本文化(現代にもみられる伝統的思考法
伝統は創造の源)

著者紹介

田口 章子 (タグチ アキコ)  
京都芸術大学教授。博士(日本語日本文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)