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戦前期週刊誌の文学と視覚表象 『サンデー毎日』の表現戦略

出版社名 文学通信
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-86766-068-3
4-86766-068-X
税込価格 4,950円
頁数・縦 638P 22cm

商品内容

要旨

週刊誌は何を表現してきたか?一九二二年にスタートした週刊誌というメディア空間を明らかにする―。

目次

第1部 週刊誌メディアの誕生とその展開(『サンデー毎日』の起源・創刊時の大阪毎日新聞社の雑誌戦略
芥川龍之介と『サンデー毎日』―菊池寛を補助線に
第四次『新思潮』の“物語”をリロードする―久米正雄『風と月と』と週刊誌メディア
一九二〇年代の『サンデー毎日』文壇ゴシップ欄と「作家」像―『文芸時代』同人を例に
薄田泣菫と『サンデー毎日』―文学場における編集者の位置
『サンデー毎日』表象史 1922〜1927)
第2部 週刊誌における「文学」の生成/消費と作家たち(耽綺社のメディア戦略/メディアの耽綺社戦略―『サンデー毎日』を中心に
子母澤寛の股旅物におけるテクスト・挿絵の関係と洗練のプロセス―週刊誌における文学と表象表現の一定型
『サンデー毎日』と新感覚派―『文芸時代』同人たちの週刊誌との関わり
『サンデー毎日』表象史 1927〜1931)
第3部 「見ること」の場としての『サンデー毎日』(戦前期『サンデー毎日』表紙論―「週刊誌的レイアウト」の構築と表象の消費
『サンデー毎日』と「雪岱調」―小村雪岱美人画に見出されたもの
『サンデー毎日』表象史 1932〜1940)
第4部 戦後週刊誌の展開とその表象(GHQ占領期における『サンデー毎日』―ヒューマン・インタレストと親和的「アメリカ」
週刊誌メディアと中上健次―『朝日ジャーナル』と『週刊朝日』を中心に
『サンデー毎日』表象史 1941〜1951
週刊誌メディアの現場から 元『週刊朝日』編集長・青木康晋氏 講演・インタビュー)
第5部 データベース篇(『サンデー毎日』の表象空間・その視覚表象データベース)

著者紹介

荒井 真理亜 (アライ マリア)  
相愛大学人文学部教授
副田 賢二 (ソエダ ケンジ)  
防衛大学校人間文化学科教授
富永 真樹 (トミナガ マキ)  
青山学院大学等非常勤講師
中村 健 (ナカムラ タケシ)  
大阪公立大学学術情報課(図書館)職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)