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AIはどこまで脳になれるのか 心の治療者のための脳科学

出版社名 遠見書房
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-86616-211-9
4-86616-211-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 182P 19cm

商品内容

要旨

「意識はどのようにして生まれるのか」、「AIに心はあるのか」、「そもそも心とは何なのか」―。この本は、これらの難問に、精神分析と脳科学の分野を自在に横断する稀代の臨床家、岡野憲一郎(京都大学名誉教授)が挑んだものである。本書は、現代において目覚ましい進化を遂げているAIと人間の脳の類似性を紐解きながら、人間の意識の謎にかかわる幽体離脱体験、多重人格、トラウマ、依存症など、最新の脳科学研究や自身の臨床経験から、人間存在の根源に迫る刺激的な思索・知見がまとめられている。専門家のみならず、これから心理学を学ぶ方や、心の問題に関心がある方にも開かれた一冊となった。

目次

私には脳科学はうさん臭かった
ニューラルネットワークとは?
ニューラルネットワークとディープラーニング
脳の表面では神経ダーウィニズムが支配する
意識とクオリア
解離性障害の脳科学
左右脳の問題
快感と脳科学
嗜癖の成立
脳科学とトラウマ
心理療法家にとっての脳科学

著者紹介

岡野 憲一郎 (オカノ ケンイチロウ)  
1956年、千葉県生まれ。1982年、東京大学医学部卒。1986年、フランス政府給費留学生としてパリのネッケル病院精神科で研修。1987年、渡米、メニンガークリニック精神科レジデント。1990年〜2004年、シャウニー郡精神衛生センター医長。2004年、帰国、聖路加国際病院精神科勤務。2005年、国際医療福祉大学精神科教授。2014年、京都大学教育学部教授。2022年、京大を退官、現在本郷の森診療所院長、京都大学名誉教授、精神分析家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)