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全共闘晩期 川口大三郎事件からSEALDs以後

出版社名 航思社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-906738-51-9
4-906738-51-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 268P 21cm

商品内容

要旨

1970年7.7華青闘告発の直後の山村(梁)政明の自死につづく川口大三郎虐殺事件と「早稲田解放闘争」、そして各大学で執られるようになった支配構造とは何か。全共闘後期から2015年SEALDs、そして現在と未来の社会運動をめぐり数々の問題を剔抉する。樋田毅のノンフィクション『彼は早稲田で死んだ』、それを原案とするドキュメンタリー映画、代島治彦監督『ゲバルトの杜』は、歴史を歪曲し、真実から目を背けている。われわれは、記憶し、闘争し、最後まで忘却を拒否する、まつろわぬ者どもである。歴史の歪曲を糺す。

目次

巻頭言 本書は何から始まり、何をめざしているか?
第1部 シンポジウム(映画『ゲバルトの杜』徹底批判)
第2部 政治の表象/表象の政治(記憶の修正・歴史の偽造―映画『ゲバルトの杜』への心象を起点に
「川口君事件」をいかに「語る」か
誰のための鎮魂なのか―川口大三郎事件と早大解放闘争は終わらない
暴力への想像力 ほか)
第3部 全共闘晩期(「六八年」をめぐる個人的な抵抗
早稲田は誰に住みよいか
梁政明の死
山村(梁)政明の闘争と抵抗 ほか)

著者紹介

〓 秀実 (スガ ヒデミ)  
文芸評論家。1949年新潟県生まれ
花咲 政之輔 (ハナサキ マサノスケ)  
早稲田大学構内立ち入り禁止処分者。太陽肛門工房主宰。1967年埼玉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)