自然知能と類推思考 学校前・外知識を見直す
出版社名 | 日本教育研究センター |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-89026-230-4
(4-89026-230-X) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 108P 21cm |
商品内容
要旨 |
本書は、近年の第三次人工知能ブームに抗して、J.M.エーデルマンの神経細胞群選択説を通して私たち人間の自然知能の特性の一つを、神経細胞群の双方向的同期である再入力変性システムに見出すとともに、そのシステムによって生み出される類推思考の創造性に着目したものである。非言語領域のアナロジーは、就学前児童が自然に身につけている推論力である。彼らは数少ない経験・知識(既知)によって自らの疑問や課題(未知)を解明するのだ。就学前児童がアナロジーによって得た経験・知識のことを「学校前・外知識」と呼ぶとすれば、プログラマーが外からプログラムやアルゴリズムを入力して動かす人工知能と同型の学校教育は、幼児特有の学校前・外知識を無視してきたことになる。現在の学校教育(学校知識)を改善するために、本書では、極地方式のルール学習や授業方式が、アナロジーからアブダクションへの移行をビルトインしていることを解明している。 |
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目次 |
1 自然知能と再入力―G.M.エーデルマンの神経細胞群選択説(自然知能の再定義 |