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『源氏物語』創成と記憶 平安から江戸まで

出版社名 花鳥社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-86803-014-0
4-86803-014-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 348P 21cm

商品内容

要旨

未来へつなぐ。物語誕生の時代から江戸時代後期、そして現代にいたるまで、『源氏物語』は何を創造し、どのように伝播して、人々に共有される記憶となり、そこから何が新たに創造されたのか。『源氏物語』という作品そのものの特質・存在を捉え返す。

目次

1 物語の創造(六条御息所から六条院へ―源氏物語の時間と空間―
父としての光源氏―明石の姫君の教育をめぐって―
『源氏物語』の和歌があらわにする傲り―その眼差しと逸脱が意味するもの
『源氏物語』から平安後期物語にわたる笑い―『御津の浜松』の例から)
2 伝播と再創造(『源氏物語絵巻』制作をめぐって―王家・女院・源氏―
仏法の文芸と『源氏物語』―法会・源氏供養・一つ蓮の言説をめぐって―
『源氏物語』の遺響と創造―新古今時代を中心に―
「大島本源氏物語」研究の現在)
3 空間・階層・ジェンダー(古河公方周辺の源氏物語愛好―源氏物語文字〓を中心に―
近世後期宮廷と『源氏物語』―光格天皇の時代を中心に―
御伽草子の世界における『源氏物語』
女子用往来物と絵入源氏物語―近世出版文化にみる教養の浸透と均質化)

著者紹介

渡邉 裕美子 (ワタナベ ユミコ)  
立正大学教授
田渕 句美子 (タブチ クミコ)  
早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)