• 本

あなたの「?」は人権問題かもしれない 国際スタンダードから考えるSDGs時代の声のあげ方

出版社名 現代人文社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-87798-875-3
4-87798-875-0
税込価格 2,530円
頁数・縦 217P 21cm

商品内容

要旨

あなたが「はて?」と感じるできごと。それを打開するヒントが、国際人権条約にはたくさん用意されています。

目次

第1章 命と体を守るためには?(いじめ クラスの男の子が、他の数人の男の子からプロレス技をかけられたり、パシリにされたりしています。いじめだと思うのですが、どうすればいいでしょうか?
学校での体罰 「体罰」はしつけだから「我慢」しないといけないのでしょうか? ほか)
第2章 安心して生活するためには?(職場での長時間労働やハラスメント 長時間労働やハラスメントのない職場は、本当に実現するのでしょうか?SDGsに取り組んでいる私の勤務先は、「職場環境の改善」、「働きがいの向上」を掲げています。しかし、実際には、長時間労働やハラスメントが続いています。心身ともに健康に仕事を続けたいという入社3年目の私の希望を、国際的な基準はかなえてくれるのでしょうか?
過労死 日本では長時間仕事をしたことで病気になって亡くなったり(過労死)、自殺したり(過労自殺)する労働者がいます。このような過労死・過労自殺は自己責任なのでしょうか?それとも労働者は長時間労働から守られうるのでしょうか? ほか)
第3章 一緒に生きるためには?(婚姻の多様性 私には同性の彼女がいます。二人とも身体を動かすことが大好きで、仕事で悩んだ時も励ましあう仲です。彼女と結婚することはできるでしょうか?子どもを持つことはできるでしょうか?
職場での性差別 女性の賃金は男性の7割台、子どもを持つ女性労働者の賃金は男性の4割、働く女性の半分以上は非正規労働者で、出産を機に退職する女性は5割弱。女性差別が解消されないのはなぜなのでしょうか? ほか)
第4章 平和で自由な社会で暮らすためには?(戦争への加担 世界各地での武力紛争がなくなりません。集団的自衛権や米軍基地の存在などで、日本も戦争に巻き込まれる危険があります。平和に生きることは権利として認められているのですか?
日本軍「慰安婦」 (1)日本軍「慰安婦」は売春婦だったのですか?(2)「慰安婦」被害者は謝罪や賠償を受けていますか? ほか)
第5章 「国際人権条約」ってなんだろう?―世界を良くするためのルールを知る(条約って、国際的な取決めですよね。人権のことで条約が結ばれているとは知りませんでした。人権条約ってどのようなものなのでしょうか?
国連で作られた人権条約は9つあるそうですが、一度にまとめてつくられたわけではないんですよね。9つの条約はどのような内容で、どのような経緯で作られたのでしょ

著者紹介

阿部 浩己 (アベ コウキ)  
明治学院大学教授、本書編集委員
小川 隆太郎 (オガワ リュウタロウ)  
東京弁護士会、ヒューマンライツ・ナウ理事、同事務局長、本書編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)