ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者 《第三帝国》におけるプロテスタント神学と教会の《内面史》のために
オンデマンド版
出版社名 | 新教出版社 〔東京〕 デジタルパブリッシングサービス(印刷・製本) |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-400-21342-0
(4-400-21342-0) |
税込価格 | 9,900円 |
頁数・縦 | 644,29P 21cm |
シリーズ名 | ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者 |
商品内容
要旨 |
ハイデルベルク大学組織神学講座を担い、ドイツを代表する神学者として大きな影響を及ぼした故テート教授が40回に亙って行った最終講義「教会闘争、ユダヤ人迫害および抵抗運動―神学史的・現代史的考察」(1989‐90年)を編集、遺著にして《教会的現代史》の決定版となる記念碑的作品。ハイデガーが熱狂的にナチ政権を支持した動機は何か、あるいは何故バルトは1933年の重大な転換期に沈黙のまま神学的省察を続けたのか―多くの思想家や教会リーダーたちが示したナチ政権に対するこのアンビヴァレントな態度を解明するため、本書は《内面の歴史》を探り、「ナチ政権の魅惑と幻滅の歳月」「全体主義支配による戦争準備」「ショアーを含む殱滅戦争とクーデター計画」という三部構成で“第三帝国”の全貌に鋭く切り込む。ナチ時代のプロテスタント教会と神学の内在的理解を促す論点と問題を提起、精密な資料読解と中正な評価・解釈により確立したドイツ教会闘争史研究の最高傑作。 |
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目次 |
序説―“第三帝国”にたいする別の視点 講義のテーマ・方法・目標についての注記 |