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「イエスの言語」をめぐる論争史 古代から近代まで

出版社名 教文館
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7642-7493-8
4-7642-7493-0
税込価格 7,040円
頁数・縦 327P 22cm

商品内容

要旨

「ヘブライ語」や「アラム語」が指し示すものは何か?「イエス時代のユダヤ人の言語」には古代から多様な呼称が冠されてきた。しかし同じ呼称であっても、想定される言語実体は必ずしも共通ではない。本書では聖書をはじめ諸文書の分析を通してそれらの呼称の由来を探り、研究者たちの言語観の相違を丁寧に読み解いて、近代までの研究史を跡付ける。気鋭のセム語学者による論考。

目次

序章
第1部 「ヘブライ語」の呼称をめぐる諸問題(古代からヘブライ語旧約聖書までの「ヘブライ語」の証言
ギリシア語七十人訳以後の文字資料における「ヘブライ語」の証言
「アラム語、シリア語、カルデア語」の呼称をめぐる諸問題)
第2部 「イエスの言語」をめぐる言説史とその諸問題(「創造の言語」
ヘブライ語、カルデア語、シリア語
ヘブライ語、ギリシア語
イエスの言語)
終章

著者紹介

〓橋 洋成 (タカハシ ヨナ)  
1978年生まれ。2002年東京大学文学部言語文化学科卒業。2007‐11年イスラエル・テルアビブ大学大学院ユダヤ学研究科でセム語学を学ぶ。2012年筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。2013‐18年日本聖書協会新翻訳事業において翻訳者(旧約担当)・編集委員(五書・歴史書担当)。2023年同志社大学より博士(神学)取得。現在、東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ特任研究員、上智大学神学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)