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インフォーマルな政治の探究 政治学はどのような政治を語りうるか

出版社名 吉田書店
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-910590-27-1
4-910590-27-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 336P 21cm

商品内容

要旨

国家中心的な議論の「狭さ」を乗り越えて。政治学のより豊かな可能性を模索する試み。―バラエティに富んだ11論文を収録―

目次

インフォーマルな政治を探究すべき理由―政治学の狭さを乗り越えるために
第1部 社会に遍在する政治をどのように語りうるか(権力を持つのは誰か?―信仰ベースのコミュニティ・オーガナイジング(Faith‐Based Community Organizing)の解剖
日本のNPO法と市民社会の組織内デモクラシー―立法過程における「定款自治」の成立を中心に
政治秩序としての企業間関係―日産とルノーによる非対称な同盟(アライアンス)の形成・維持・再編)
第2部 フォーマル/インフォーマルな政治の交差をどのように語りうるか(技能実習制度が存続した理由―“地方”から読み解く
ことばに潜むジェンダー差別―フランス語改革をめぐる議論の展開
不妊の「脱政治化」の政治―市場の再編と「個人的なことは個人的なこと」
アクティヴィズムを卒業するとき―「現れなくなること」の政治について
暴動の政治理論―登録される原因、登録されない不満)
第3部 政治を語り直す―オルタナティブを求めて(統治性研究・ガバナンス理論と国家・政治の概念に関する一断章
アクターって誰?
市民の価値観の生態学的アプローチ―実験的アプローチの「狭さ」を越えて)
政治学の豊かなポテンシャル―インフォーマルな政治の探究を振り返って

著者紹介

松尾 隆佑 (マツオ リュウスケ)  
1983年生まれ。法政大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程修了、博士(政治学)。宮崎大学教育学部准教授。専門:政治理論
源島 穣 (ゲンジマ ユタカ)  
1988年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科国際公共政策専攻博士後期課程修了、博士(政治学)。東北学院大学法学部准教授。専門:福祉国家論、現代イギリス政治
大和田 悠太 (オオワダ ユウタ)  
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科特任講師。専門:政治学、政治過程論
井上 睦 (イノウエ マコト)  
1984年生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。北海学園大学法学部准教授。専門:比較政治、福祉政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)