NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 吃音の症状には、連発・伸発・難発と3つのおもな症状があることや、吃音の出る人が、言葉を話すたびに吃音の症状が出るかもしれないという緊張感を持っていたり、発音しにくい音から始まる言葉を避けて会話したりと、言葉を発することに強いストレスを抱えていることを知ることができました。マンガや、専門家との対話で、いろいろなことを知り、気づくことができると思うので、吃音の症状で悩んでいる人だけでなく、もっと多くの人に読んでもらいたい本だと思います。吃音が出なくなることじゃなく、そういう自分でもいいんだ、と思えるようになったことを克服ととらえられているのが良いと思いました。
おすすめ度 素晴らしい漫画でした。吃音の生きづらさが年代ごとに分かりやすく描かれ、専門家の監修のおかげで親や教員の正しい関わり方や自助団体のことも学べました。私も疲れた時に滑舌が悪くなることがあり(意識して明瞭に発音するようにしていますが、聞き返されるたびに地味に傷付いてしまう)、「話す」という誰もが当たり前のようにできていることに困難を感じることのつらさは、少しだけ想像ができます。願わくば、作中にある通りアレルギーくらいに気負わずカミングアウトできる社会が、ありのままで生きやすい社会が早く実現しますように!
おすすめ度 私は吃音ではないですが、電話や他人に声をかけることが苦手です。この本を読んで、いろんな人がいて当たり前、言葉がスラスラ出てくる人ばかりじゃないことが広まってくれるといいなぁと思いました。【障がい】ではなく、吃音が個性の1つとして認識されて、その人の困り感をみんなが自然に受け止める社会になったら、本当の意味での多様性社会になるんだろうなぁと感じました。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
きつおんの私・桜井みいこは、“ふつうの人”でいるために、あるときは危機回避したり、あるときはだれかになりきったりしながら、失敗!?成功!!をくり返しつつ、きつおんあるあるを乗り越える。夢を見つけ、保育士への道を歩み始めたとき、“読み聞かせ”という大きな壁が立ちはだかる。「もうダメだ…」と思った実習での思いがけない気づきで人生が大きく変わった著者が描くコミックエッセイ。別次元に!?こころが軽くなる“もう1人の自分”と居場所のつくり方。みいこ流!「苦手を理解し、得意を伸ばす」意識改革。 |
---|---|
目次 |
第1章 きつおんは突然に 幼稚園生〜小学生(思うように話せない! |