スノードームの捨てかた
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年5月 |
ISBNコード |
978-4-06-539481-6
(4-06-539481-3) |
税込価格 | 1,705円 |
頁数・縦 | 184P 19cm |
商品内容
要旨 |
10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも―。エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきた、くどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。 |
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出版社・メーカーコメント
10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『湯気を食べる』がロングヒット&話題沸騰!!ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも−−。エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきたくどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。「そうだ。この間、酔って穴掘ったんだよ」「穴?」「どこに」高校時代からの三人の友情は、公園の穴に吸い寄せられてゆく。(「スノードームの捨てかた」)「いいんだよ、バイキングって『ご自由に』って意味なんだから」同じヨガ教室に通う美女・ようこさん。彼女の“秘密”を知った私は−−。(「鰐のポーズ」)「どういうことですか」「こういうことです」別れた恋人との指輪の処分に迷うまみ子が出会った、しゃがみ込む男。(「川はおぼえている」)「すみません相席いいですか」美術館の監視係をするわたしに舞い込んだ恋の予感、のはずが……。(「背」)」「なにか直してほしいところ聞きたい、時間つくるから、つくって」−−結婚目前の彼女からの不穏な質問。(「湯気」)「あら、じゃあもう決定だ、正解だ、運命だ」仕事を辞め、虚ろな毎日で見つけたのは、一枚の祖父の絵だった。(「いくつもの窓」)思ってもみなかった。こんなに心ざわつく日がくるなんて。くどうれいんが描く傑作6篇。