• 本

海の夫人/ヘッダ・ガーブレル イプセン戯曲選

ルリユール叢書

出版社名 幻戯書房
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-86488-331-3
4-86488-331-9
税込価格 4,620円
頁数・縦 386P 19cm

商品内容

要旨

海に憧れながら元の生活から離れぬエレーダを描く『海の夫人』。他人との関係を疎むヘッダの退屈な生を描く『ヘッダ・ガーブレル』。「自己亡命」の終焉間際に書かれた、祖国への愛憎と望郷の狭間のイプセンの葛藤が〈居場所探し〉として結晶化した、リアリズム期の傑作戯曲2篇。

著者紹介

イプセン,ヘンリック (イプセン,ヘンリック)   Ibsen,Henrik
1828‐1906。ノルウェーの詩人・劇作家。ノルウェー南部のシェーエンで生まれる。「近代劇の父」と呼ばれるイプセンの戯曲作品は、シェイクスピアに次いで世界で二番目に多く上演され、明治期日本の近代演劇の礎石となるほど多大な影響をもたらした。初期作品はバイキング時代を中心とした歴史劇が主だったが、1877年の『社会の柱』以降、代表作『人形の家』をはじめ現代を主眼としたリアリズム劇の執筆に重きを置くようになった。人間の生き方、社会問題を見つめる鋭敏な観察眼に定評がある
ペータス,アンネ・ランデ (ペータス,アンネランデ)   Peters,Anne Lande
1967年、神戸生まれ。演劇研究家・翻訳家。宣教師の親とともに幼い頃から日本とノルウェーを往来して育つ。オスロ大学と早稲田大学で演劇学を学び、落語をテーマに修士論文を執筆
長島 確 (ナガシマ カク)  
1969年、東京生まれ。ドラマトゥルク・翻訳家。翻訳劇を含むさまざまな上演現場に関わり、国内外の演出家や俳優、劇作家との協働作業の経験多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)