フォーカスチャーティングによる記録方式が紹介されて以来、数多くの病院が取り組み、「記録時間や申し送り時間の短縮」、「記録の質が上がった」、「看護が見えるようになった」などの効果が聞かれる一方で、「記録時間の短縮にはならない」、「フォーカスの当て方、Ｄ・Ａ・Ｒに何を書くかが分からない」など、課題のある病院も多いようです。本書では、フォーカスチャーティングを全病棟で導入し、課題の一つひとつをフォーカスカンファレンスなどで解決し、独自の評価表により記録の形式だけでなく、記録の質の向上を可能にしたプロセスを、実践に基づいて紹介します。

第１章　フォーカスチャーティングの導入（なぜ、フォーカスチャーティングを導入したか
フォーカスチャーティング導入後の反応および成果　ほか）
第２章　フォーカスチャーティングによる記載事例（急性期
自立支援、主体性を促す患者の事例　ほか）
第３章　フォーカスチャーティングの評価基準（導入第１段階での評価基準とチェックポイント
導入第２段階での評価基準とチェックポイント　ほか）
第４章　院内での記載基準（フォーカスチャーティングの基本形態
記録上の注意点　ほか）