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〈コンパッション〉は可能か? 歴史認識と教科書問題を考える

出版社名 影書房
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-87714-295-7
4-87714-295-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 250P 20cm

商品内容

要旨

深い共感を呼んだ“対話集会”の記録、その後の発言者各氏の論考及びブックガイドを収録。

目次

1 “コンパッション”は可能か?―歴史認識と教科書問題を考える対話集会全記録(基調発言
質疑応答・対話
群読・ひびきよみ(台本)『コンパッション―他者の苦悩への想像力を育むために』)
2 対話集会以後―「九・一一」事件、有事法制等をふまえて(帝国アメリカと日本の国家主義
ますます悪化する状況のなかで
沖縄はすでに「有事」である
〈コンパッション〉再考―歴史との〈対話〉から
イタリア・パルチザンの歌
「心のノート」を批判する)
3 “コンパッション”を育むブックガイド―10代から読める・「つくる会」歴史・公民教科書に抗する

著者紹介

高橋 哲哉 (タカハシ テツヤ)  
1956年福島生まれ。哲学。東京大学教員
須永 陽子 (スナガ ヨウコ)  
1979年愛知生まれ。大学院生。学部時代には、映画『ナヌムの家』上映会や「つくる会」教科書への抗議運動を創ってきた。東アジアの植民地問題をめぐる思想や運動を中心に、ひろく歴史と人間のかかわりをとらえる眼を鍛えるために学んでいる
中西 新太郎 (ナカニシ シンタロウ)  
1948年静岡生まれ。現代日本社会論。横浜市立大学教員。他者を意識から抹消して顧みない暴力の文化が90年代日本社会のどんな地盤から生い立ってきたかを追究してきた
三宅 晶子 (ミヤケ アキコ)  
1955年生まれ。ドイツ文化論・比較文化論。千葉大学教員
徐 京植 (ソ キョンシク)  
1951年京都生まれ。作家。東京経済大学教員。在日朝鮮人の経験に根ざしつつ、東アジアに恒久的平和を実現する困難な可能性のために発言してきた
目取真 俊 (メドルマ シュン)  
1960年沖縄・今帰仁(なきじん)村生まれ。名護市在住の小説家。沖縄の豊饒なことば・自然・風物を息づかせつつ、沖縄戦の記憶の深い悲しみや日本(ヤマト)への憤り・怒りを独自の作品世界に描く。アクチュアルな諸問題にも積極的に発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)