
駱駝はまだ眠っている
出版社名 | かもがわ出版 |
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出版年月 | 2005年7月 |
ISBNコード |
978-4-87699-887-6
(4-87699-887-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 231P 19cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
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「駱駝はまだ眠っている」を読んで
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- (株)田中誠文堂 (滋賀県栗東市)
人は「夢」を追い求めている時が一番輝いている。そうなんとなくこの本を読んで感じました。それぞれの夢を持った若者が、駱駝館という喫茶店を舞台に働きながら、それぞれの将来への思いをぶつけ合い、ただただその駱駝館という巣の中で羽ばたく準備をしている様を描いています。十四歳の主人公である駱駝館の一人娘の成長をテーマに物語はすすんでいくのですが、その娘を取り巻く人々というのも、夢をあきらめきれない人、自分には無い物を持っている人に憧れる人、夢を追っている自分に酔いしれている人など夢や憧れを手にする事ができない者ばかり描かれています。生ぬるい事を言っている様にも思いましたが、この夢をどのようにして実現させるか悩む事と決断する事で右往左往している様、またそこで人と人とのつながりが強くなる様こそ読んでいる人を魅力していると感じました。ぜひともこの本を読んで自分の夢を導いてくれる駱駝をさがしてみては・・・。 石崎
(2005年10月24日)
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内発的動機=スイッチは誰にでもある
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- 大垣書店イオンモ−ル北大路店 (京都府京都市北区)
夢を持たない人はいないだろう。でも信じている人はどれほど居るか?時間をかけて熟成させなければ形の見えない夢もある。かつて京都にあった喫茶店を舞台にしたお話は、時代の匂いを少しだけ感じさせて、手足をばたつかせて自分を見つめる。”心の傷”に憧れる様な”やわ”ではないはず。
(2005年7月25日)
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商品内容
出版社 商品紹介 |
1970年代初め京都・烏丸今出川にあった喫茶店「駱駝館」を舞台にした青春小説。評論家の鶴見俊輔氏推薦。 |
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出版社・メーカーコメント
1970年代初め、烏丸今出川にあった喫茶店「駱駝館」を舞台にした青春小説。