
思想のレクイエム 加賀・能登が生んだ哲学者15人の軌跡
出版社名 | 春風社 |
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出版年月 | 2006年4月 |
ISBNコード |
978-4-86110-068-0
(4-86110-068-2) |
税込価格 | 3,850円 |
頁数・縦 | 359P 20cm |
商品内容
要旨 |
西田幾多郎、鈴木大拙、西谷啓治、三宅雪嶺、大村素衛…。石川県(加賀・能登)は近現代日本思想史におけるキラ星のごとき人々を育んだ地である。加賀百万石の武家文化、真宗と禅宗に代表される仏教文化、陶芸や漆器等の美術工芸、白山信仰、大陸文明の流入の地と、思想の土壌も豊かである。しかし現在、ふるさとの人々さえ彼らの思索の結晶を顧みることなく、多くの思想は歴史に埋没し、すでに過ぎ去ったか、あるいはまったく現れなかったかのようでさえある。二〇〇一年十二月から、季刊雑誌で加賀・能登(加能)の思想家たちの紹介文を連載しはじめ、二〇〇五年六月までで十五人の思想家を取り上げた。本書はその集成である。連載は一般読者向きなので、思想そのものにはあまり踏み込まず、思想家たちの人となりを紹介するという趣旨で書き継いできた。 |
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目次 |
日常から立ち上がる思想―西田幾多郎・思索の動機としての悲哀 |