• 本

脳の進化で子どもが育つ 古い脳と新しい脳の機能をよく知って

出版社名 芽ばえ社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-89579-299-8
4-89579-299-4
税込価格 1,362円
頁数・縦 98P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 脳の成長をうながすやり方で、子どもはスクスク育ちます

    脳のつくりの話になると、難しいからと敬遠する人もいるかもしれませんが、著 書を読んでいると、良い脳にするための方法はとてもシンプルなことだったとい うことを感じさせられます。 それは決まった時間に食事をおいしくいただいたり、朝に太陽の光を軽く浴びた り、適度にお散歩をしたり、人と触れ合ったりして、人間らしい暮らしを送るだ けなんだそうです。 それだけで、脳に良い影響を与えると著者はいっています。 ここまで読むと、本当に簡単だと思うかもしれませんが、いまの世の中では、こ の普通の暮らしができない子どもの数がとても増えていて、脳が順調に成長して いないケースも数多くあるそうです。 本書の終わりの方に、Q&Aの方式で、著者が様々な疑問にも答えてくだ さっているので、脳の仕組みについて、いまひとつ知らなかった人にも分かりや すい内容になっています。 ぜひ目を通してみてくださいね。

    (2006年8月30日)

商品内容

目次

脳は育つ
古い脳と新しい脳
脳の進化と脳育て
良い脳を育てるには
古い脳ができていない子どもたち―幼稚園、小学校期での問題点
古い脳と新しい脳がアンバランスな子どもたち―思春期での問題点
古い脳と新しい脳をつなぐセロトニン
保護者はどうしたらよいか
セロトニンを鍛えよう―脳内セロトニンを増やすには
まとめにかえて―子ども育ての10カ条
Q&A 脳の進化と子育て

著者紹介

成田 奈緒子 (ナリタ ナオコ)  
医学博士。日本小児科学会認定小児科専門医。1987年に神戸大学医学部を卒業し、小児科医としての研鑚を積むと同時に基礎研究にも従事する。1994‐1998年米国セントルイスのワシントン大学医学部への留学の後、獨協医科大学越谷病院小児科助手、筑波大学基礎医学系講師を歴任する。2005年より文教大学教育学部特殊教育専修助教授として、特殊教育を必要とする子どもたちへの医学的、科学的なアプローチ法を指導する傍ら、子どもの生活習慣を科学的に考える育児、教育への提言を広く社会に向けて行っている。同時に、茨城県発達障害者支援センター嘱託医として発達障害の教育・医学・福祉を広く包括した支援システムつくりに携わっている。さらに、獨協医科大学越谷病院小児科非常勤講師、牛久愛和病院小児科非常勤医師を兼任しており、小児期のさまざまな精神心理疾患の外来診療も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)