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漱石の大出血はアスピリンが原因か 作家たちの消化器病

出版社名 愛育社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-7500-0345-0
4-7500-0345-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 201P 20cm

商品内容

要旨

消化器医療の最前線を担ってきた著者ならではの視点による、新しい解釈。

目次

夏目漱石の胃潰瘍―大出血はアスピリンが原因?
寺田寅彦の胃潰瘍―その出血もアスピリンが原因か
穿孔を起した横光利一の胃潰瘍
永井荷風の吐血死―本当に胃潰瘍だったのか?
輸血後のC型肝炎から肝癌に進行した吉行淳之介
禁酒できなかったアルコール性肝硬変梅崎春生
酒と旅をこよなく愛した若山牧水の病い
メチルアルコール中毒と噂された武田麟太郎の死
明治の中頃、胃癌を告知された尾崎紅葉
告知されなかった木下杢太郎(東大医学部教授太田正雄)の胃癌
伊藤整の胃癌―彼も告知されなかった
高見順の食道癌との闘い
腸閉塞の形をとった尾崎士郎の大腸癌
診断まで時間のかかった正宗白鳥の膵癌
色川武大の胆石症
眼科退院後、妻が黄疸に気付いた中野重治の胆嚢癌
石川啄木の結核性腹膜炎―東大病院入院中に受けた手術とは?
終章

著者紹介

野村 益世 (ノムラ マスヨ)  
昭和4年東京に生まる。昭和29年3月東大医学部卒業。同年4月より一年間同大学病院でインターン。昭和30年5月東大第二内科に入局。昭和40年11月関東中央病院消化器内科部長。平成2年4月同副院長。平成4年3月同定年退職。平成12年3月同非常勤医を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)