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言語学者、鈴木孝夫が我らに遺せしこと

出版社名 冨山房インターナショナル
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-86600-112-8
4-86600-112-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 298P 21cm

商品内容

要旨

地球を愛し、人類の叡智に望みを託した言語学者の大志と哲学、その軌跡を次世代へつなぐ一書!

目次

はじめに 不幸にも時代はますます鈴木孝夫に近づいている―世界を人間の目だけで見るのはもう止めよう
序章 新型コロナウイルスは「人類共通の敵」か
第1章 はじめに鳥たちとの出会いがあった
第2章 週に三日のラボ(教育センター)通い、谷川雁との邂逅―ラボ草創期は『ことばと文化』への不可欠の階梯でもあった
第3章 『ことばと文化』―今なお鮮度がきらめくその「新機軸」
第4章 『閉された言語・日本語の世界』でも開かれた不滅の新機軸
第5章 『武器としてのことば』『私の言語学』『日本語と外国語』等に見られる独自言語学の進展
第6章 『教養としての言語学』以後の著作に示された新提起
第7章 ラボ教育センターとの物語的再会―ラボ・パーティ発足四〇周年前後の積極的同伴
第8章 鈴木孝夫研究会を共に、そして「言語生態学」宣言
第9章 非常事態まみれの人類史現段階―大反転に向けて今こそ「イメージからさきに変れ」

著者紹介

松本 輝夫 (マツモト テルオ)  
1943年石川県生まれ。東京大学文学部国文科卒業。卒論テーマの保田與重郎に関する論文(部分)が「保田與重郎覚書」として『日本浪曼派』(有精堂刊)に収載。在学中の谷川雁との邂逅を機縁に69年秋、谷川雁が経営者の一人であったテック(後のラボ教育センター)に入社。2004〜08年、同センター会長。08年秋退社後、谷川雁研究会(雁研)を起こし現在に至る。2010年より鈴木孝夫研究会(当初の愛称「タカの会」)を起こし、孝夫を囲んでの研究会開催や研究誌『鈴木孝夫の世界』(全四冊)を編集・発行。『鈴木孝夫の曼荼羅的世界―言語生態学への歴程』『世界を人間の目だけで見るのはもう止めよう』(いずれも冨山房インターナショナル刊)の企画・編集責任も務める。著書に『谷川雁―氷久工作者の言霊』(平凡社新書)の他、『“感動の体系”をめぐって―谷川雁 ラボ草創期の言霊』(アーツアンドクラフツ刊)の企画・編集を担い、雁研機関誌『雲よ』並びに故比嘉加津夫主宰の沖縄発季刊誌『脈』に論考を多数掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)