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脳を開けても心はなかった 正統派科学者が意識研究に走るわけ

出版社名 築地書館
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-8067-1660-0
4-8067-1660-X
税込価格 2,640円
頁数・縦 275P 19cm

商品内容

要旨

「意識」に代表される生命現象のすべては、物質レベルで説明できるのか。意識研究に挑んできた世界の天才・秀才科学者たちの心の内を、科学ジャーナリストがインタビューや資料から読み解く。ノーベル賞科学者に代表される正統派科学者が、脳と心の問題にハマるのはなぜか。その理由から浮き彫りになる現代最先端科学の光と影。分子生物学、脳科学、量子論、複雑系、哲学、さらに最先端のAIまで、意識研究の過去から近未来までを展望。

目次

1章 二〇世紀の科学の勝利とほころび
2章 ノーベル賞から「意識」へ
3章 哲学?いや科学で解こう
4章 「AIは意識を持つか」論争
5章 複雑系は還元主義の限界を突破できるか
6章 ノーベル賞科学者が意識研究に走るわけ

著者紹介

青野 由利 (アオノ ユリ)  
科学ジャーナリスト。毎日新聞で生命科学、天文学、宇宙開発、火山など幅広い科学分野を担当し、論説委員やコラムニストを務めた。科学報道を牽引してきた業績で2020年度日本記者クラブ賞受賞。東京生まれ。東京大学薬学部卒。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。フルブライト客員研究員(MIT・ナイト・サイエンス・ジャーナリズム・フェロー)、ロイター・フェロー(オックスフォード大学)。著書に科学ジャーナリスト賞を受賞した『インフルエンザは征圧できるのか』(新潮社)、講談社科学出版賞を受賞した『ゲノム編集の光と闇―人類の未来に何をもたらすか』(ちくま新書)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)