• 本

沈黙の咆哮

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-620-32835-5
4-620-32835-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 276P 19cm

商品内容

要旨

1993年4月から8月にかけて、埼玉県北部で犬の繁殖・販売業を営む元夫婦らにより、3件、4人の男女が次々と毒殺される事件が起きた。遺体は解体され、切り刻まれ、焼かれた上で、無残にも山林や川に撒き棄てられた。いわゆる「愛犬家連続殺人事件」―正式名称「埼玉愛犬家等連続殺人・死体損壊・遺棄事件」である。主犯の元夫婦には死刑判決が下された。前代未聞の「死体なき連続殺人事件」に挑んだ捜査官が見た深い闇とは…

目次

第1章 失踪
第2章 迷宮へ
第3章 ほころび
第4章 突破
第5章 両輪の轍
第6章 死の攻防

出版社・メーカーコメント

約30年前、その冷酷極まりない所業で世間を震撼させた埼玉愛犬家等連続殺人事件。「死体なき殺人事件」の立証に挑んだ捜査の一部始終を捜査主任官が初めて語る。

著者紹介

貫田 晋次郎 (ヌキタ シンジロウ)  
1953年、山口県出身。日本大学芸術学部写真学科卒。1978年、埼玉県警察官拝命。在職中の一六年間は刑事警察に従事、うち、一一年間は捜査一課で連続勤務。愛犬家等連続殺人事件のほか、本庄保険金殺人事件、大宮日赤看護師殺人事件、熊谷養鶏場放火殺人事件など、いわゆる死体なき殺人事件、毒物・薬物による殺人事件、放火殺人事件を多く担当した。刑事警察以外では、国の歓楽街対策により指定地域となった、西川口、大宮の歓楽街における違法性風俗の撲滅に取り組む。また、教養課で取り組んだ「失敗対処教養」は全国に普及。いずれも所属の施策として警察庁長官賞を受賞した。2013年、満期定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)