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黒牢城

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-04-111393-6
4-04-111393-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 445P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 黒牢城

    デビュー20周年の記念すべき節目にピッタリの作品。直木賞受賞おめでとう。ミステリと歴史小説を見事に融合して読み応えは十分。読みやすさとセリフのうまさが際立っている。「このミス」国内編第1位、山田風太郎賞受賞など数々のミステリランキングを制覇した話題作。黒田官兵衛、荒木村重といった誰もが知る歴史上の人物が、米澤穂信のペンで自在に踊る。

    (2022年1月25日)

商品内容

文学賞情報

2021年 第12回 山田風太郎賞受賞
2021年 第166回 直木賞受賞
2022年 第22回 本格ミステリ大賞 小説部門受賞

要旨

「おぬしならばこの曲事を解ける」本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

出版社・メーカーコメント

信長に叛逆した荒木村重と囚われの黒田官兵衛。謎解きと劇的人間ドラマ。本能寺の変より約三年前。信長に叛逆し籠城した荒木村重は城内で発生する怪事件に悩まされる。人質の不審死、旅僧の殺害、裏切り者の影――。村重は幽閉した織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう命じるが――。

著者紹介

米澤 穂信 (ヨネザワ ホノブ)  
1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』および15年発表の『王とサーカス』は3つの年間ミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続三冠を達成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)