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水滸伝と日本人 江戸から昭和まで

出版社名 大修館書店
出版年月 1991年2月
ISBNコード 978-4-469-23076-5
4-469-23076-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 414P 20cm

商品内容

文学賞情報

1991年 第5回 大衆文学研究賞 研究・考証部門受賞

要旨

中国の、ありとあらゆる小説のなかで、最も痛快で、最も人気のある小説『水滸伝』、―これが、海をわたって日本へやってきたのは、江戸時代の初めである。この『水滸伝』を、おもしろい話が大好物の日本人たちが、どう受け入れ、どう楽しみ、どう消化吸収したか。その、三百数十年の歴史を追っかけてみたのがこの本である。

目次

第1部 江戸時代(川柳水滸伝
『水滸伝』がやってきた
唐話学習の流行
4つの段階―原書、和刻、翻訳、翻案
岡島冠山と和刻本『忠義水滸伝』
『水滸伝』の辞書
『通俗忠義水滸伝』
『水滸伝』の絵本
中国白話小説と日本文学
『水滸伝』影響下の江戸の小説
曲亭馬琴)
第2部 明治以降(芥川龍之介と『水滸伝』
明治の『水滸伝』概況
旧訳の再刊
明治期の注釈と研究
『めさまし草』の共同研究
明治の翻訳
大正・昭和『水滸伝』概況
龍城・露伴の偉業
大正・昭和〈戦前〉の翻訳
戦後の両巨峰
その他の戦後の翻訳)
日本における『水滸伝』関係年表