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両から円へ 幕末・明治前期貨幣問題研究

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 1994年2月
ISBNコード 978-4-623-02368-4
4-623-02368-0
税込価格 6,050円
頁数・縦 344P 22cm

商品内容

文学賞情報

1994年 第37回 日経・経済図書文化賞受賞

要旨

「円」の誕生の物語は幾多の先行業績をもつ。日本貨幣史の近世から近代への連続性に注目しつつ、誕生期の「円」の実態構造を解明し、複合存在としての「円」の相互関係の検証を通して、貨幣史研究を歴史統計分析へと拡大する。

目次

序章 明治維新期の財政と通貨
第1部 「円」の成立(万延二分金考―幕末・維新期の基準通貨
内ニ紙幣アリ外ニ墨銀アリ―大隈財政期の通貨構造
金銀本位制論―「貨幣法」成立前史
円銀始末―英領海峡植民地における円銀流通とその終焉)
第2部 貨幣市場と貨幣相場(横浜洋銀相場の生成と消滅
金円・銀円・紙円の関係について)
第3部 経済計算の貨幣的問題(両・円切替期における通貨と記帳―大阪・山口家勘定帳および備後府中・延藤家勘定帳の事例に即して
明治前期財政統計における金・銀・紙混計問題―明治14年度正貨予算書の分析を中心に
幕末・明治前期の通貨構造)