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シベリアと流刑制度 1

叢書・ウニベルシタス 519

出版社名 法政大学出版局
出版年月 1996年4月
ISBNコード 978-4-588-00519-0
4-588-00519-7
税込価格 6,380円
頁数・縦 424,175P 20cm
シリーズ名 シベリアと流刑制度

商品内容

文学賞情報

1996年 第33回 日本翻訳文化賞受賞

要旨

1885‐86年、帝政ロシアが地の果てに追いやった流刑者たちの実態を探るため、ケナンと画家フロストは、酷暑と厳寒、そして悪路をものともせず、大シベリア街道をカラまで分け入った。本書はその紀行・報告であり、流刑制度の矛盾と流刑者たちの肉声、シベリアの多彩・勇壮な風景、諸民族の生活と風俗を生き生きと伝えて、流刑制度の改善及び欧米のロシア・シベリア観の形成に大きく貢献した。原著完訳に文献目録・解題と付論・索引・関連資料を付す。

目次

サンクト=ペテルブルグからペルミへ
シベリアの境界を越えて
トボリスクの花咲き乱れる原野
チュメニの囚人移送監獄
シベリアの囚人船
駅逓旅行の第一印象
キルギスの一大ステップ
政治的流刑者との最初の出会い
アルタイ山の馬道
政治的流刑者の二つの入植地〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

第33回日本翻訳文化賞受賞 大シベリア街道1万3千キロを踏破し,流刑者たちの惨状とシベリア大地の息吹を伝える大旅行記。上巻にはケナンの日録,年表を付す。